「ジョン・ウィック」見た人のためのレビュー(2)「ディナーとホテル・コンチネンタル」

シンプルなストーリーにアクセントを加えるのが、ジョン・ウィックのような殺し屋達を支えるコミュニティーの存在だ。
特徴ある組織とキャラクター達は、この作品の重要なアクセントだ。

ディナーの予約

ジョン・ウィックのような殺し屋が仕事をした後には、膨大な死体が残される。
彼らが余計な後処理に頭を悩まされることのないよう専門の掃除屋が存在する。
合言葉は、「ディナーの予約を頼みたい」
そしてチャーリーが指定の時刻に現れる。
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引き連れている部下達は、強面でまったくと言っていいほど愛想がない。
しかし、その仕事ぶりは速くて確実だ。
血液をこぼさぬよう死体をしっかりとパッキングするだけでなく、現場に残された血痕まで丁寧に拭い去ってくれる。
それも、あっという間に。
ちょくちょく登場する彼らは、その堅実な仕事ぶりで引っ張りだこなのだろう。
もし彼らに依頼することのがあるのなら、どうぞディナーのご予約はお早めに。
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ホテル・コンチネンタル

マネージャーのシャロンが取り仕切るホテル・コンチネンタルのサービスは申し分ない。
丁寧な接客は、宿泊客を大いに満足させてくれるだろう。
負傷して帰り着いたジョン・ウィックに眉ひとつあげずに、闇医者を手配してくれるほどなのだから。
しかし、もしあなたが予約の連絡を入れても、それはにべもなく断られるだろう。
なにしろ、ここは会員制。
それも、ジョン・ウィックのような業種の方に限られる。
しかし、彼らにとっては快眠を得られる場所だろう。
ホテル内での仕事は、禁じられているからだ。
それは宿泊ルールなどという生易しいものではなく、そのコミュニティーの掟なのだ。
欲にくらんで、その掟を破ってしまったミズ・パーキンスは、ホテルの経営者ウィンストンに直々に会員資格の失効を告げられると、即座にその命まで失効してしまった。
どうやら、コミュニティーの長でもあるようなウィンストン。
彼に粗相を見つけられると、それは文字通り生きてはいけないということらしい。

さらに、このホテルはクレーム対応も一流だ。
ミズ・パーキンスに仕事をさせてしまったお詫びにと、ジョン・ウィックにはダッジ・チャージャーが贈られた。

それから大事なことをもうひとつ。
ここでは、クレジットカードが使えない。
いやいや、キャッシュをたんまりとお持ちでも、それはここでは使えない。
ここでは、独自の金貨でしか支払いを受け付けてくれないのだ。
そう、ジョン・ウィックが床下に愛用の銃とともに、たんまりと保管していたアレだ。
それは、地下のバーに入るための鍵がわりにも使われている。
チャーリーのディナーにも、その金貨でしか支払うことはできない。
入手経路はまったく不明だが、然るべき仕事ぶりで会員と認められるようになれば、きっとインビテーションが届くのだろう。
アメックスのセンチュリオンカードより会員資格が不明なそれを、情弱な僕に書けるわけがない…


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Reblogger in Tokyo「タフでクールで そしてヒューマンタッチ」TumblrにどっぷりDopeな「無色匿名」の男。iPhoneとMacBookを使いこなすどころか逆に使われっぱなし。ミニマルなブログに挫折してアンプラグド・ブログを運営中。