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東京都知事選2014「二者択一という脅迫」

徳田議員に公職選挙法違反の疑いで東京地検の特捜が入ったと思ったら、あれよあれよという間に猪瀬知事の金銭問題に飛び火。
知事は、「TOKYO2020」を勝ち取ったプレゼンの準備から、自らの弁明に追われることになった。
だが、オリンピックのプレゼンほど時間の猶予は与えられず、その弁明は誰のココロも打たなかった。

噂では、彼より多額の金銭を受け取ったご本人自ら引導を渡したらしい。
またも政治屋ギョーカイ特有のリスク管理が発動し、延焼は免れボヤ騒ぎで鎮火。
急遽、行われることとなった都知事選にはようやくそろばんを弾き終わった面々が立候補するようだ。
「民主主義」を与えてもらった我がニッポンでは、積極的に投票する機会はあまりない。
いつだって消去法で選ばされることになる。
投票しないこともひとつの意思表示であるべきなのに、選挙の時期になると湧いてくる投票モチベーターがその選択肢を認めようとはせずFacebookに投稿するようなメンタリティでただただ投票を呼びかける。
選挙だからと張り切るDNAを持つ日本人はアチコチに存在するようだ。
誰も南の島の選挙の熱狂を笑えない。
居並ぶ候補者は誰が誰だかわからない。
選ぶべきポイントすら見つけることが出来ない。
そんな僕ら下々のために、どうやら争点を与えてくれるらしい。

「脱原発」

こりゃあ、わかりやすい。
これなら小学生でも投票することが出来そうだ。
「あなたは原発を支持するのか否か」 最早、ひとつのブランドと言ってもいいくらい強烈な「脱原発」というフレーズは鈴木その子を白く輝かせた強力なライトのようだ。
しょせん水戸黄門で育った僕らには、誰が悪役かを照らしだしてくれるサーチライトとも言えるだろう。
誰かさんがキャスティングした善悪の配役に、僕らはハッピーエンディングを期待させられる。
だが、その強力なライトのまばゆさに、僕らは先般の参院選でタレント出身のワケの分からないモノを当選させるというミスを犯したばかり。
もっと遡ると「テロリストにつくのか我々につくのか、どちらだ?」と脅迫めいた二者択一をせまったジュニアに乗せられてエビデンスのないただの経済行為としての戦争を後押ししたばかりだ。
そりゃあ原発なんかない方がいいに決まってる。
経団連の言うエネルギーコストの安さとは、あくまでエネルギー生産時のコストのことであり、「フクシマ」を再生させるコストと時間はシカトされたまんまだ。
だからといって、「脱原発」の一点で善人ぶる候補者に素直に共感することはもう出来ない。 ミスを繰り返してきた下々としては、その強いライトで覆い隠しているものにこそ興味がわく。
それに何より、この一点で選択せよという脅迫めいた二者択一からはいい加減脱却したい。 「欧米か中東か」 「郵政民営化か否か」 勝手に善悪を決めた設定を与えときゃ、思ったように動くだろうよという驕った誰かさんともそろそろ手を切るべきじゃなかろうか。
方向性を与えられる共産主義。
方向性を与えたつもりにさせられる民主主義。
どちらも根っこは変わらない。
だとしたら、そろそろ次の「ナニカ」に踏み出せないものだろうか?
だってもう、ネクストセンチュリーと呼んでいた夢の21世紀じゃないか。

Filed under: 独白

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「タフでクールで そしてヒューマンタッチ」Reblogger in Tokyo

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