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実質値上げの「スマ放題」と消え行く「通話」という習慣

大々的にアナウンスされているSoftBankの「スマ放題」。
お得なような、そうでもないようなニオイがしていつかチェックせねばと思っていたものの、携帯キャリアの複雑な説明を読み込みには、それなりの体力と気力が必要。
やっとこさ重い腰を上げて、チェックしてみた。

スマ放題

 

1.データ定額パックは「ネットし放題!」じゃない

パッと見、誤解を招く表記になっているが、「ネットし放題!」といってもiPhone 5の頃までのように、通信量の上限がないわけじゃない。
現行のiPhone 5Sから始まった7GB制限以上の料金プランが開設されたというはなし。

料金体系はコチラ

小容量

標準

大容量(10)

大容量(15)

大容量(20)

大容量(30)

基本データ量

2Gバイト

5Gバ

10Gバイト

15Gバイト

20Gバイト

30Gバイト

月額使用料

3,500円

5,000円

9,500円

12,500円

16,000円

22,500円

1GBあたり

¥1,750

¥1,000

¥950

¥833

¥800

¥750

データ通信量超過後 1GB=1,000円

現在のiPhone 5Sの料金プランでは、パケット定額料だけ見れば4,200円で7GBまでは使用できる。
とすると、一定量まではGB あたりの単価は値上げになっている。
大容量を使い始めて、やっとこさ割安になる感じ。

2.「通話し放題!」はホントに「通話し放題!」

基本使用料の2,700円さえ払ってしまえば、あらゆる音声通話が無料。
コレはほんとにこのまんまでわかりやすい。
国内通話であれば、他社ケータイだろうが固定電話だろうが、誰と何時間話しても、これ以上の費用が発生することはない。
アレコレと小文字の但し書きが多い携帯キャリアのプランにしては珍しく、シンプルだ。

ただ、その恩恵を受けられるヒトはどれほどいるのだろうか?
僕に限って言えば、通話料が2,700円を超えることはまずない。
たまに気合を入れて使った時は超過することはあるものの、それにしたってまれなこと。
家族に関して言えば、この恩恵をうけるほど通話することなんて皆無と言っていい。

3.消え行く「通話」という習慣

そうして自分を振り返ってみると、音声通話という手段を、最近は殆ど使っていない。
メールという手段だけの頃は、それなりにメールアドレスを手に入れたり、それなりの文法を使うというハードルはあった。
しかし、SMS が解禁されて、メールアドレスを手に入れる手間がなくなり、テキストメッセージの気楽さから文法を使う労力からも解放された。
僕のまわりはほとんどがiPhoneユーザーなので、キャリアにかかわらずiMessageであらゆることができる。
僕はLINEは使っていないが、そのユーザーであればなおのこと、敷居の低いテキストメッセージのやりとりで全て完結してるんじゃなかろうか。

そもそも電話は苦手だ。
受け手の状態にかかわらず、ある臨場感に強制的に引きずり込まれる。
一旦受け止めてという間も与えらることはなく、是か非かを表さなければならず、落ち着かせるための間が、また別の感情を産んだりする。
テキストコミュニケーションが一般化した現在では、より電話の役割も明確化して、それが担っているのは、緊急の、トラブルが、というような話ばかり。
振り込め詐欺にしても、高い臨場感で相手の思考能力を奪い、通常しない判断をさせてしまう。
自身の意志と感情を明確化する間の取れない通話という手段は、もはや限定的な使い道しか残されていないんじゃなかろうか。
本当に取りたいコミュニケーションは、テキストによってもたらされることが多くなった。
だから、iPhoneを震わすヴァイブレーションが長ければそれはネガティブな宣告であり、短ければそれは潤いをもたらすものである。
僕は電話じゃなくって、テキストを送りあうほうが、きちんとその相手と向き合う事ができる。
もちろん、声が聞きたいという場合には、その限りではないが…

 4.本当に欲しいプラン

僕がほんとうに欲しいのは本当の「ネットし放題!」だ。
通話は従量課金でも構わない。
もう世の中のコミュニケーションは逆転している。
ガラケーはネットもできる携帯電話であったが、スマホは通話もできるインターネット端末なのだ。
デスクトップPCでも通話ができる時代、それにモビリティを与えたものにすぎない。
であれば、それに見合ったプランを考えて欲しい。
これはSoftBankを批判しているわけではない。
SoftBankのおかげで、アンタッチャブルだった携帯電話の料金プランは大きく変わったし、iPhoneを割安でばらまいてくれたおかげで、生活もセカイも大きく変わった。
だからこそ、SoftBankにはまたもう一歩先ゆくプランを考えて欲しいという希望なのだ。
シロウトの僕には携帯キャリアの収益構造なんて知る由もないし、いよいよ総務省が本格的に介入に乗り出すというウワサもあるし、環境はアレコレあるのだろうが。
料金プランが本当に横並びになった今こそもう一歩手を打たないと、iPhoneを先に売り始めたという先行者利益は、目減りしてくだけではないだろうか。

Filed under: iPhone

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「タフでクールで そしてヒューマンタッチ」Reblogger in Tokyo