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「リバースエッジ 大川端探偵社」キャスティングの妙

テレビ東京で毎週金曜日深夜0時12分に放送されているドラマ「リバースエッジ 大川端探偵社」は、ひじかた憂峰原作、たなか亜希夫作画のゴールデンコンビによるコミックが原作。
ご存じの方はご存知のように、ひじかた憂峰原作の作品は、一般人のボーダーのはるか向こうのナニカを突きつけるもの。
口当たりの良さがまるでないソレは、とても映像化には不向きで、ましてテレビドラマとしては、その出来栄えにポジティブな予想は立てられなかった。

しかし蓋を開けてみると、予想を裏切って素晴らしい作品に仕上がっている。
もうひと手間加えた脚本も素晴らしいが、キャスティングの妙が、この作品全体を引き上げているようだ。

主役の三人

リバースエッジ大川端探偵社 1巻 (ニチブンコミックス)

調査員の村木(オダギリジョー)と所長(石橋蓮司)のお二人は、ビジュアルもほぼ原作通り。
この二人の引き算的な存在が、強いエピソードとそれを持ち込む脇役を受け止め、いい調和を生んでいる。

メグミ(小泉麻耶)は、原作とはややビジュアルが違うものの、原作よりも生々しくライブ感のある存在となっている。
俗世間と切り離されて展開する物語の中で、彼女の醸しだす「俗さ」は貴重なアクセント。
その「俗さ」は、僕らがボーダーを超えて俗世間と切り離されないようにつなぎとめておいてくれるアンカーだ。

 

そして脇役

脇役と言っても、この物語ではエピソードごとの主人公である彼と彼女。
名前を知っているヒトから初めて見るお方までマチマチだが、どなたも一様に強烈なスパイスを与えてくれる。

中でも一番驚いたのは「桃の木マリン」

彼女は劇中では、実はノンケのフツーの男だったという設定なのだけど、アイドルにも見えるし言われてみれば中性的な感じもするという不思議な役を、バリバリのアイドル小池里奈が演じていた。

小池里奈写真集 Re:Rina-ハタチの始まり-

劇中では、フツーのカワイイ!アイドル臭には蓋をして、不思議な「桃の木マリン」を演じきっていた。
その不思議な魅力に、「桃の木マリン」ファンもチラホラ生まれている様子。

原作を知っていても知らなくてもこの作品は楽しめるが、ぜひ原作もチェックしてオリジナルの登場人物とキャスティングを比較すると、より楽しみは深まるはずだ。

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「タフでクールで そしてヒューマンタッチ」Reblogger in Tokyo

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