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夢を見た夢

夢ばかり見て生きてきた。
ところがどうにもこの頃は
眠っている間さえ触れることも出来ない。

現実で夢を見る方法は、とうの昔に忘れたけれど
眠りの間のそれさえ遠く
昔見たはずのソレは思い出すには遠すぎる。

「そんなもの、生まれるときに母親の腹の中に置いてきたんだぜ」

と吐き捨てるには、まだ人間が出来あがっちゃいない。

夢ばかり見て生きてきた。
はずだった。

しかし今ではそれも不確かで…
ただ僕は、夢を見た夢を見ていただけなのかもしれない。

 

Filed under: 独白

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「タフでクールで そしてヒューマンタッチ」Reblogger in Tokyo

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